確かに「構造と解釈」だった

計算機プログラムの構造と解釈

計算機プログラムの構造と解釈

読みはじめる前は、「大学1年生が使うLISPの本らしい」という程度の認識だったので、「構造と解釈なんてまたずいぶん仰々しいタイトルだな」と思ってた。が、実際に読んでみると確かに「構造と解釈」で、内容的には前半部分がsin()を求めるとかSchemeを使った一般的なプログラミング、後半部分がSchemeで作るScheme処理系とでも言うべき言語処理系のプログラミングで、全体的にプログラミングパラダイム等計算機科学の概念と説明がちりばめられてる感じ。一応目は通したものの問題は解いていないし、特に後半部分については全然理解できてないorz
それと和田先生の日本語訳がいろんな意味で素晴らしい。私の場合カタカナ語で書いてしまいそうな単語もきっちり日本語訳されている。例としてはこんなやつ。

  • 虫とり(debug)
  • 促進記号(prompt)
  • 並び(sequence)

基本的に良い本だと思うので計算機科学にかかわる人は読んでみて損はないでしょう。